2021年5月17日 事業紹介
ハンディターミナルでは解決できない、製品コード(JANコード,マスター品番等)が無い製品の管理、検品の手間をAIの技術で「画像」からコードを取得して解決します。
株式会社NTC(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:和田 賢太郎)は、物流倉庫向けにスマートフォン等のカメラで撮影した画像をAIが識別し、品番に変換できるサービスの提供を開始いたしました。
■概要 稼働削減、スタッフ人財削減、教育コスト削減、ペーパーレス化による物流管理のスリム化を実現!
物流倉庫内では、検品などの際に製品を識別する「製品コード」(JANコード、自社品番等)が必要になりますが、 品番が付与されずに入荷したもの、品番の貼付が難しい製品などは、従来のハンディターミナルでも読み取り作業ができません。 このようなケースでは、現状物流担当者がシステムに登録された製品コードを改めて発行するか、製品の仕様書や伝票などに記載されている名称や製品コードで照合するといったコストアップに繋がる作業が多く発生します。このような物流の問題を、 独自のAI画像識別技術で解決可能にした新たなイノベーションシステムが、「AI 画像識別ソリューション」です。
1.お手持ちのデバイス(タブレット端末)で簡単操作! (※)一部適合しない機器もございます。
2.APIによる各種システム連携可能!(WMSデータ連携、受発注データ連携、ハンディターミナルとの連携)
3.1製品に対する画像枚数が3~10枚程度で、AIにて商品判別が可能。低コストで且つ稼働負担も軽減!
製品の入荷時、棚割ロケーション管理時、出荷時等における物流フロー内で、製品判別に必要な
製品コードを「画像」から素早く取得。大幅な作業効率UP、コスト削減に繋がる “物流作業のスリム化” を実現!
■製品への品番コード表記の現状と課題
物流倉庫業822社を対象とした独自での調査の結果、全製品にコードが表記(貼付)されている割合は17%しかなく、80%以上の企業がコードの表記が有るものと無いものが “混在” した状態で、製品の受入・在庫・検品・出荷の管理を実施していました。コードの有無によって物流管理のフローが分かれた状況になると、作業の煩雑化によって業務稼働時間へも影響し、スタッフの増員、教育訓練など物流コストが増幅する要因にもなっています。
■事例紹介 AI 画像識別ソリューション × 自動検品
某物流会社様では、製品の出荷作業を行う場合、目視でのピッキング作業による誤配を防止するために「確認スタッフ」を設けております。そのような場合は、以下のフローが発生します。
①製品を検品場所に移動
②容器取り出し作業
③現品表等のペーパーからのコード読み込み
④コードと製品を目視照合
上記、4種の業務を全て、「画像識別AIソリューション」に置き換えて稼働や人員削減の実現へ向けて取り組んで
おります。